年齢をとるにつれ、どうしても気になるのが男性のプライドの塊が具現化されたペニスの弱体化です。
ペニスの弱体化は男性ホルモンの低下が影響しています。
要するに、たたない原因は男性ホルモンの低下によるものが大きいのです。
実際の原因は上記だけではありませんが、歳をとり30代後半からの男性に起こるたたない症状をEDと呼び、もっと詳しい呼び名は器質性EDと言います。
この器質性EDとは、30代後半からの中高年の男性がなかなか回避できないEDになります。
最近のED傾向では、20代前半の若者にもEDの症状が見られ始めたが、それはこの器質性EDによるものではなく心因性EDと呼ばれるものです。
こちらでは中高年の男性におきる器質性EDについて書いていきます。
歳をとるたびにEDになりやすくなる
多くの男性は歳をとるにつれ、中折れやたたないといった器質性EDの症状が出始めます。
若い時には、何も起こらず健康的な性生活を送っていたはずが、40代を境に器質性EDについて悩んでいる男性の比率は高くなっています。
性欲はあるが、勃起するのは難しいとお手上げ状態の40代が多いのが現状です。
器質性EDについて
器質性EDとは身体的に表れる症状に原因があり、勃起することが難しくなってくるEDになります。
年齢が上がるにつれて神経や血管の障害が原因でEDにもなります。
最も器質性EDを発症させやすくするのは糖尿病であり、器質性ED患者の30%~60%もの割合になると言われています。
男性ホルモンの低下や動脈硬化が原因にもなる中高年には極めて身近な症状です。
その器質性EDにも大きく分けて3つに分けることができます。
(神経障害)器質性ED
健康的な身体であってEDになってしまう人はいます。
それはこの神経障害によるものが大きいです。
勃起をする際に脳から勃起しろ!と信号が発信されます。
しかし、この神経障害を患っている場合、その信号を送ってくれる神経が途中で分断されていたり、傷ついていることがあると、うまく勃起することができません。
交通事故などで脊髄を損傷した時に、勃起の神経が傷つくといったことからEDになるケースがほとんどですが、日常生活には問題なく、勃起だけできないといった限定的な人もいます。
(血管障害)器質性ED
器質性EDで最も多いのが、この血管障害によるEDになります。
年齢をとるにつれ起こりやすくなる動脈硬化や、その原因となる糖尿病や高血圧などが合併しておこるEDになります。
上記でも記載しておりますが、その中でも1番多いのが糖尿病になります。
動脈硬化の原因
新陳代謝が頻繁行なわれることにより、人間の皮膚や細胞が新しくなり健康的状態を保ちます。
生命維持には必要不可欠なものでありますが、これは年齢をとるごとにその代謝も弱くなってきます。
若い時の顔にはしわは少なく、みずみずしい肌であるが、歳をとればしわは増え、肌は乾燥して弾力性を失います。
血管も同じことがいえ、年齢を取ることに弱っていき、本来の健康的な働きが出来なくなります。
そうなると、勃起に必要な血液量をペニスに送り出すことが出来なくなるのです。
糖尿病や高血圧(生活習慣病)と器質性ED
糖尿病は、インスリンと呼ばれる膵臓から分泌されるホルモンの働きに何らかの異常が起こることで発症する病気です。
インスリンは、血液中にある糖を体内の組織に取り込む働きをしています。
このインスリンに異常があると、糖をうまく体内に取り込めずに、大量の糖が血液の中に流れている状態になります。
この状態になると、血管に負担がかかり動脈硬化が起こりやすくなります。
高血圧も同様で、強い圧が血管に負担をかけて、血管が弱ります。
男性ホルモン低下による器質性ED
男性ホルモンが低下する事により器質性EDになることもあります。
年齢をとると、男性ホルモンの1つであるテストステロンの低下がおこります。
このテストステロンは精巣で作られており、性欲や勃起力、製紙の生産、男らしい身体づくり、意欲や闘争心などを維持するは働きもあります。
しかし、年齢をとるとそのテストステロンの生産・分泌が減少していきます。
このテストステロンの減少は、勃起力の低下につながり結果的にEDにつながるのです。
勃起力だけではなく、性欲の低下にもつながり悪循環に陥ります。
加齢、飲酒、ストレス、喫煙などがテストステロンを不足させる原因になります。
器質性EDの治療方法
こちらを治療する方法は、原因により様々であり、ED治療薬を使い治療するのが一般的になります。
ED治療薬により血液の循環を良くして、勃起に十分な血液量を送ることができます。
また、生活習慣病からなるEDの場合は生活習慣を見直す必要があります。
生活習慣改善でED治療
生活習慣病は名前の通り、生活習慣の乱れにより引き起こります。
逆に、しっかりとした生活習慣を送っていれば、健康でありEDにもならない可能性すらあるということです。
喫煙を控える、飲酒しすぎない、こまめにジョギングなのでの運動をするなど簡単な事です。
まとめ
年齢により、器質性EDにはなりやすくなり、その半数以上が生活習慣病である糖尿病によるものである。
であるなら、生活習慣の改善で半数以上が器質性EDにならなかったかもしれないということであり、正しい生活習慣を続けることが大切である。
また、ED治療薬での治療も行なえるので、器質性EDになってしまっても、改善する余地があるということです。